フレキソ製版とは

ABOUT FLEXO PLATE MAKING

フレキソ製版とは

ゴム製または合成樹脂製の高弾性の材質で構成する刷版です。
当社のフレキソ版は下記の材質、手法によって製版しています。

感光性樹脂版とは

未露光樹脂(生材)に紫外線(UV光)を照射してUV光が当った箇所のみ光重合をします。その後、未露光部分を洗浄・除去して刷版になります。
つまり、光の当った箇所が固まり、光の当らない箇所を取り除き、凸版に加工します。

1.UV光照射

感光性樹脂板にUV光照射

2.UV光が当った箇所のみ光重合をします

感光性樹脂板のUV光が当った箇所のみ光重合をする

3.未露光部分を洗浄・除去して刷版になります

未露光の部分を洗浄、除去して刷版が出来上がる
  • 当社は主として板状感光性樹脂版、液状感光性樹脂版を生産しています。
  • 日本で唯一のフレキソ印刷用シームレスロール(CTSS)を樹脂版で作製しています。
  • ゴムロール/スリーブへのシリンダーに直接ゴム巻きをしたレーザー彫刻シームレスロールの加工技術は長年の実績に基づき確立しています。
  • Hi-Fiフレキソの分野でも最新の技術で需要に応えています。

当社における製版方式の変遷

市場(お客様)の要求は変化します。当社は市場の要求を先取りして、製版材料、製版装置をタイムリーに投入しながら、製造業として「未来を見据えた物作り」をモットーに新技術、新商品を御提案、 御提供しながらお客様のニーズにお応えしています。

1959年

設立当初 手彫刻版製造

1970年

米国より鋳造技術、設備導入、鋳造版(ゴム版)生産開始

1972年

液状感光性樹脂版生産開始

1983年

板状感光性大型樹脂版生産開始

1984年

英国より日本初のレーザー彫刻機導入、生産開始(ゴム彫刻、セラミック彫刻)

1996年

市場の要求が変化した為、鋳造版生産中止

1998年

Hi-Fi フレキソ版生産、販売開始

2000年

CTP ( Computer To Plate ) の先駆けとしてCDI(Cyrel Digital Imager)導入

2003年

日本初の円筒樹脂製版(ITR)技術の確立し、ITR生産設備開発と導入

2008年

液状感光性樹脂 新レジンに変更

2009年

ベルギーよりCDI Spark Auto(裏露光・イメージング・後露光を一元化)でHD + LED UV製版を実現

2010年

Eskoフルデジタル製版ワークフロー DFSの運用開始

2013年

Esko CDI Cantilever(CTS/CTSS円筒製版用)でFull HD + LED UV + FTDを実現
FTD(Flat Top Dots)技術

2014年

FLINTより日本発自動製版システムNyloflex APP(Automatic Plate Processor)を導入

2018年

Esko XPS 導入により Crystal Screening 製版開始

2019年

超低硬度2.84㎜ 樹脂製版を開始して段ボール印刷の美粧化を実現

2022年

旭化成+Esko+Kongsbergの3社による新開発の統合製版システム”CCC”を導入して、溶剤を使用しない水現像製版に取組む

旭化成+Edko+KongsbergのCCC